コンプレックス、特に容姿コンプレックスが生まれるのは、
一体、いつなのでしょうか?
あなたは自分のコンプレックスが生まれたのは、
いつだったか覚えていますか?
実は、容姿コンプレックスには「生まれる瞬間」があります。
それは、10代前半の頃が多いようです。
女の子は10歳を越えてくると、
容姿に重要な意味があることに気づき始めて、
周囲の人と自分の容姿を比べるようになります。
人には、みんなの中での位置や価値というものがあって、
それは容姿と関連しているのでは…と考え始めるのでしょう。
その時期に、自分の容姿は劣っていると突きつけられるような出来事に
直面した瞬間に容姿コンプレックスが生まれます。
その出来事は、周囲からすると悪意のない言葉や態度だったりします。
10代前半の頃の心がまだ柔らかくて、かつ
「みんなの中での自分」が気になり始めた時期で、
容姿の評価に対してとても敏感で、何気ないこと深く傷ついてしまいます。
容姿コンプレックスを解決する方法は、実はとても簡単です。
その容姿コンプレックスが生まれた瞬間の傷を癒せばよいだけです。
それは、心理療法の実践の中では、ごく日常的なことであって難しいことではありません。
傷の根深さは人によって異なっていて、根深いと何度もセッションが必要な場合はありますが。
それでも1回セッションをすると、毎回必ず軽くなってゆきます。
その瞬間の傷ついた気持ちを癒して
容姿コンプレックスの解消はさほど難しいことではないのですが、
その効果はかなり大きいと思います。
何故ならば、容姿コンプレックスは、
「みんなの中での自分」つまり社会との関わり方に強く関係しているからです。
10代前半に生まれた容姿コンプレックスは、ずっとそのまま心の中に残って、
みんなとの関わり方、人との関わり方、社会との関わり方を決めているからです。
その問題を解決することによって、
もっとありのままの自分で自由に関わることができるようになるのです。
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