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Youtube涙活で、心を癒す

  • 執筆者の写真: 北林陽児
    北林陽児
  • 11月2日
  • 読了時間: 3分

私はyoutubeで音楽を聴いていると、泣いてしまうということが良くあります。


特別悲しい曲を探しているわけでもないつもりなのですが、知らず知らずのうちにそういう曲に惹かれていって、だんだんと曲の真意が理解できてくると、思わず泣いてしまうのです。


そういう曲は、もう何度も何度も聴きたくなってしまって、延々と聴いています。


どうしてそういう行動をとってしまうかと言えば、結局は自分の心の中に悲しみがあって、その悲しみを癒すためなのだと思っています。


自分の心の中の悲しみを投影できる曲を聴いて、自分自身の心の中の悲しみと向き合い涙を流すことによって、癒しを得るプロセスだと思っています。


世の中には、「涙活」という言葉があるようですが、涙には心を癒す作用がありますね。




ところで先日、宮古島まで友人が来てくれて、島一周のドライブをしました。


その際には、THE BOOMの音楽を流していました。


中学生の頃にBOOMを少し聴いたときには、軽薄な印象で、そんなに聴き込むことはありませんでした。


今改めて聴いてみると、まずは『島唄』から始まって『風になりたい』『星のラブレター』『月さえも眠る夜』と次々と続く名曲に驚きました。


特に『島唄』はよくよく聴くと本当に悲しい歌で、沖縄戦でおきた集団自決をテーマとしています。


『過食症の君と拒食症の僕』や、『ひゃくまんつぶの涙』は、明らかに悲しい内容を明るくコミカルな曲調に載せています。


『からたち野道』は歌詞も曲調も悲しいのだけれども、具体的な場面をぼやかすことでオブラートに包んで聞きやすくしています。


どの曲も悲しみをストレートに表現するのではなくて、婉曲表現や曲調などを使うことによって、誰でも楽しめる曲に仕上げているところでしょう。


それゆえに、悲しみという本当のテーマは見えにくくなっているのですが、真剣に聴いてその真意がわかった時に、悲しみがこみ上げてきます。




BOOM以外でいうと、元ちとせの『ワダツミの木』も何度も何度も聴いて、そのたびにボロボロ泣いてしまいます。


『ワダツミの木』は元ちとせの独特の歌声が素晴らしい神曲として有名ですが、実は作詞・作曲をした上田現という人も歌っていて、これが元ちとせを遥かに上回っています。




この時、上田現はガンで余命短くなっていて、その状況下で実現した奇跡的パフォーマンスが上の動画です。


ちなみに上田現はこの曲について「人を愛しすぎた女性が花になってしまう話」としているそうです。





最後にもう一曲紹介させていただきたいのは、これもBOOMの『月さえも眠る夜に』です。


これも心に刺さっちゃうんですよね・・・。











 
 
 

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