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執筆者の写真北林陽児

書籍紹介 『「やりたいこと」の見つけ方』


「やりたいこと」が良く分からない方に、朗報です!

この本で紹介している手順に従って、内省を進めていくと、あら不思議。


「本当にやりたいこと」が分かってしまいます。


私も長年わからなかったのに・・・。



著者によると、「本当にやりたいこと」とは、


 大切にしたいこと(価値観)

 

 得意なこと(才能)


 好きなこと(情熱)


の3つの要素を全て満たすものとしています。


そして、これらを、上の順番、


価値観→才能→情熱 の順に見つけるとしています。


もちろん、具体的な見つけ方も書かれていて・・・


本の中に書かれている質問に対して、答えを書き出していくうちに、


あれよあれよという間に「本当にやりたいこと」が見つかります。



私なんて、もう大学生の頃から、何をやりたいのか分からなくなって久しいのですが、


あれよあれよという間にわかりました。


ちなみに私のやりたいことは、


精神世界を探求して、その探求成果を世の中にシェアすることだなと思いました。


その大きな方向性の中の一部分として、心理療法の仕事をしていると気づきました。


このことに気づくにあたって、重要だったポイントは、


稼げなくてはいけない、役に立たなければいけない、科学的でなければいけない、学術的でなければいけない。


といったような様々な制約を一旦、脇に追いやってしまうということでした。


自分の中に「やりたいこと」は沢山あるけれども、そのような制約をかけてしまうことによって、見えなくなってしまうということだなと思いました。


これはまさに、ロジャースの自己一致の理論と同じことです。


本当の自分は、「精神世界を探求したい」と思っていても、


自己概念が、「そんな無意味で怪しいことをやってはダメだ」とブレーキをかけてしまう。


つまり、「やりたいこと」を隠してしまうわけですね。


そのブレーキを壊すことさえできれば、「精神世界を探求したい」とすぐにわかりました。

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