一番簡単な方法は、呼吸法だと思っています。 呼吸法は、いつでもどこでも、すぐにできます。 それに、辛いこととか、難しいこともありません。
と思うのですが、実は、呼吸法はとても深い世界で、 目的に応じて、多種多様なやり方があります。
今日は、リラックスするための呼吸法を紹介します。 ちゃんとした言い方をすると、「リラックス」とは、 交感神経を鎮めて、副交感神経を優位にするという意味です。
呼吸と自律神経の関係は、ご存じでしょうか? 実は、 息を吸う時は、交感神経 息を吐く時は、副交感神経が活性する仕組みになっています。
例えば、何かをやり遂げて一安心したときに、 「ほっと一息ついた」と言いますよね。 これは、安心すると副交感神経が優位になるので、 同時に、息を吐きだしたくなるのです。
この仕組みを使うことで、 交感神経と自律神経のバランスをとることができます。 つまり、 息を吸うのにかける時間に対して、 息を吐くのにかける時間を2倍にすることで、 副交感神経がだんだん優位になっていくのです。
3秒で吸って、6秒で吐く 4秒で吸って、8秒で吐く・・・という感じですね。 これを続けていくと、徐々に副交感神経が優位になるので、 心も体もリラックスしてきます。
これは、本当に簡単なスキルなのですが、 様々な心理療法の基礎ともなっています。
眠れない時に、呼吸法を意識すると、いつの間にか眠っています
緊張したり、不安やイライラしているときは、長くゆっくり息を吐くことが出来なくなっています
何も使わず簡単に実践出来るのに、おろそかになっている呼吸です mocco