top of page

どうして言語変換でイメージが変化するか

  • 執筆者の写真: 北林陽児
    北林陽児
  • 2 日前
  • 読了時間: 4分

さて、前回は、

 

イメージは言語に変換することができて、

 

変換するとイメージは変化して、

 

変化すると悩みは解決するよ

 

という話をしていましたね。

 

では、今日は、

 

どうしてそうなるのか?

 

と言う話を書いてみましょうか。

 

 

 

 

まず、大前提として、

 

イメージというものは、

 

心そのもの、あるいは心の一部が

 

表現されたものということでしたね。

 

例えば、上司をイメージした時に、

 

嫌な感じで見えたり感じたりするとしたら、

 

それは、

 

上司に対して抱いている、

 

あなた自身の苦しい気持ちや悩みが、

 

そのような形で表現されているわけです。

 

と言うことは、

 

「イメージを言語に変換する」とは、

 

「自分の気持ちや悩みを話す」と

 

同義ということになります。

 

そして、言葉にすることができれば、

 

イメージが良い方向に

 

変化していくという話でした。

 

 

 

 

このプロセスというのは、

 

実は一般的なカウンセリングと

 

同じだと分かるでしょうか?

 

悩んでいるときに、

 

家族や友達やカウンセラーに

 

話を聞いてもらうと、

 

気持ちが楽になります。

 

これは、

 

誰かに話すという形式をとって、

 

気持ちを言葉で表現しているのですが、

 

気持ちを言葉で表現すると、

 

その気持ちから解放されて楽になるという

 

心の仕組みがあるわけです。

 

 

 

 

自分の気持ちというものは、

 

時に複雑怪奇で、

 

自分自身では良く分からなくて、

 

言葉で表現できないことがあります。

 

だから、

 

私たちは「言葉になる前の気持ち」を

 

言葉にはできないままで

 

抱え込むことがあって苦しくなるのです。

 

そして、その苦しさを言葉にできれば、

 

苦しさはなくなる、

 

つまり心が癒えるわけですね。

 

カウンセリングでは、

 

人に話をするという形式をとります。

 

一方で、ことばにする®では、

 

イメージを介在させる形式をとります。

 

悩みや苦しさをイメージという

 

感覚的な形で表現して観察することで、

 

言語に変換することが可能になって、

 

悩みや苦しさを消失させるわけです。

 

 

 

 

ここで、

 

「悩みや苦しさは消失」して、

 

心の在り方は変化していますから、

 

それに伴って、

 

心の表現であるイメージに

 

変化が生じるのは当然ですね。

 

心の状態が、

 

「辛い」から「楽」へと

 

変化しているわけですから、

 

イメージもそれに合わせて変化しますね。

 

では、

 

言葉にできずに抱え込んでいる気持ちが、

 

全て言語に変換されたらどうなるでしょうか?

 

そのイメージは、遠くへ去っていくとか、

 

光になるとか、自分の中へ溶け込むとか、

 

そのような体験が起きます。

 

このような現象のことを、

 

言葉で表現するならば、

 

浄化するとか、

 

統合するとか、

 

あるいは、成仏する

 

という言い方でも良いでしょう。

 

例えば30年前、40年前、50年前に

 

抱え込んで、ずっと苛まれてきた

 

苦しさ、辛さ、悩みが、

 

光となって消えていくとしたら、

 

「成仏する」という表現も、

 

そんなに変ではないわけです。

 

その時には、

 

涙が流れるようなことがありつつ、

 

心は解放されて、

 

体は楽に軽くなります。

 

時には、視界が広くなるとか、

 

視力が上がるとか、

 

姿勢が良くなるとか、

 

様々な現象が起きてきます。

 

 

 

 

一般的なカウンセリングでは

 

そのようなことは、滅多に起きませんが、

 

ことばにする®では、

 

毎回当たり前のように起きます。

 

それは何故かというと、

 

目を閉じて心の奥深くに潜ることで、

 

深淵にある本当の気持ちに

 

触れることができるからです。

 

外的世界にいる人と話をする

 

通常のカウンセリング形式では、

 

意識の大部分は、

 

外的世界に残ったままですから、

 

内的世界、つまり自分の心と

 

深く向き合うことはできないわけですね。

 

 

 

どうでしょうか?

 

こういう話は果たして

 

面白いでしょうかね?

 

まだまだ堀深めてゆきますよ。

 
 
 

Comments

Rated 0 out of 5 stars.
No ratings yet

Add a rating
bottom of page