カフェの隣の人が愚痴を言う問題
- 北林陽児
- 1 日前
- 読了時間: 3分
昨日の記事が好評だったので、今日ももう少し掘ってみましょう。
非科学的なことはあまり書かないようにしていたのですが、現実的には昨日の記事のようなことこそ、私の日常なので、ありのままに書けばよいでしょう。
無料セミナーへのお申込みもいただきまして、嬉しく思っています。
皆さんもこのような話に興味があるのですね。
さて、昨日の記事の末尾で、カフェでの出来事に少し触れましたね。
隣の席に女性の二人組が座ったのですが、ご主人の悪口を話し始めました。
最初のうちは2人で話していたのですが、一方の人がヒートアップしてきて、もう片方の人と隣の私もうんざり・・・という感じになっていたんですね。
それで、TUFTIを使って、「隣の人が愚痴を言っている現実」を消し去るということを行ってみることにしたわけです。
すると、興味深いことに、むしろさらにヒートアップする結果になってしまいました。
その状況はもう「アレがコウで嫌」という中身のある「愚痴」という感じではなくて、ただただ感情的に「激怒」という感じになっていました
この段階では、ある意味では、私が狙った通り「隣の人が愚痴を言っている現実」は消すことに成功したと言えるでしょう。
しかし、さらにヒートアップして私の不快度は高まってしまいました。
そこで、今度は「隣の人が怒っている現実」を消し去るという方法をとってみました。
すると、みるみる間に表情と言葉が和らいでいって・・・あっという間にニコニコ顔になって平和的な会話へと移行してゆきました。
このことから言えることは、「愚痴を言う」という表層的な行動の裏側には、「怒り」という感情があるということです。
従って、表層的な行動だけを消しても問題は解決しないというか、より深いレベルで向き合っていかないと根本的な解決には至らないわけです。
このような流れというのは、セッションでも良くあることで、最初のうちに相談されている内容を解決していくうちに、徐々にもっと深い問題に気づくようになってきます。
例えば、ご主人の問題行動に関する相談を受けていたのだけれども、その背後には実は母親との関係性があるというようなことです。
このような場合には、母親との関係性を浄化していくことによって、ご主人との関係性も改善していきます。
客観的に見れば、ご主人と母親との間には関係性がないように思えますが、本人の心の中では繋がっていて、過去の関係性が現在の問題を引き起こしているわけですね。
このようなセッションの進展は、「あるある」と言ってよいでしょう。
まあ、隣人暴れる問題にしても、隣の席の愚痴問題にしても、全くの他人なわけです。
全くの他人なのに、自分の心の中が投影されて、暴れたり、愚痴を言いだすような現象が起きてくるわけですからね。
家族のような身近な相手であれば、なおさら起きてきますよね。
でも、これはとても良いこと、希望的なことだとも思っています。
だって、人生には諸々の問題が起きてきますが、自分の心と向き合えば解決できるって言うことですからね。
解決できるのであれば、希望を持てるというものですよね。
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