さて、今日も、外発的動機と内発的動機の話をしましょうね。
前回は、私がブログ・メルマガを書く動機として、外発的動機に頼っていたのではないか?というところまで書いていましたね。
(「ポジティブなフィードバックが足りないんだよね」と書いたら、早速、多くの方から応援メッセージを頂きまして、大変感謝しております。)
その一方で、それなら内発的動機はどのような状態になっていたのか?ということが気になります。
内発的動機の状態というのはつまり、ブログを書いている時にどんな気持ちになっているか?ということです。
その行動をとっている時に、喜び、楽しみ、充実感、満足感などを感じることができていたならば、内発的動機がうまく機能しているといえます。
早速、目を閉じて、ブログを書いている時の自分の状態をイメージして、心の状態を探ってゆきます。
すると、視覚的なイメージや体感覚が現れてくるので、それを言語に変換して表現していきます。
すると出てきた言葉は、「嫌だなあ、苦しいなあ、休みたいなあ、ネタがないなあ」とかそういう感じの気持ちでした。
おお、なるほど!という感じですね。
あまり気づいていなかったのですが、ブログを書いている時、自分は心の奥でそういう気持ちがあって、そういう気持ちをごまかしながら取り組んできて、それが心に溜まってきていたということなのです。
つまり、内発的動機はマイナス状態になっていて、それを外発的動機でゲタを履かせて、なんとか合計プラスにして取り組んできたということだったわけです。
そして、嫌な気持ちを我慢するほどに内発的動機のマイナスは大きくなって、ついに合計してもマイナスとなってしまったために、休みが必要になったと考えられます。
そう!外発的動機が足りないのではなく、内発的動機がマイナス成長していたことこそ本当の原因でした。
私はどうしてそんな状態になってしまっていたのでしょうか?
それは、外発的動機に含まれるある種の麻薬性・依存性ではないかと思っています。
つまり、どうして「嫌なことを我慢する」という行動をとったか?とることができたか?と言えば、外発的動機があるからなのです。
ご褒美のために嫌な気持ちを我慢しているうち、嫌な気持ちが心の奥に溜まって内発的動機がマイナス成長してしまうわけです。
嫌なことを我慢して働くというのは、現実においては良くあることだと思うのですが、こういうプロセスを経てヤル気を失い疲弊していくのだな・・・と気づきました。
皆さんに誤解しないで欲しいことは、私は文章を書くことが好きですし、最も興味のある内容を書いているわけですから、本来的には十分な内発的動機があはずなのです。
とは言え、疲れているときとかネタに窮する時もあって、書きたくないときもあるわけです。
しかし外発的動機が強いと、そういう状態を我慢できてしまうために、嫌な気持ちを溜め込んで内発的動機が歪んで、いつの間にやら意欲を失ってしまうわけですね。
まさに子供のお絵描き実験と全く同じことが起きたと言えます。
外発的動機もとても役立つものなのですが、内発的動機を傷つけてまで追求するのは良くないねというのが1つ結論かなと思います。
さて、では、そんな状態に陥っている問題をどう解決しましょうか?という話ですが、実はその方法はすでに書いています。
「目を瞑ってブログを書いている状態をイメージして、視覚イメージや体感覚を言語に変換していく」と上に書きましたが、この作業を行うことによって、溜まった感情を解消することができます。
つまり、「嫌だなあ、苦しいなあ、休みたいなあ、ネタがないなあ」という気持ちに気づいて、その気持ちを言語表現することで、溜まった感情を解放することができます。
つまり「嫌だな・・・」と思っている本当の気持ち、本当の自分を認めることができれば、問題は解決されるわけで、このような心の作業のことを自己受容と言ったりするわけですね。
実は、これが、私が行っている心理療法ことばにする®で行っていることです。
この作業をキチンと行えば、我慢して行った行動に付随して、心に溜め込んでしまったネガティブ感情を、お掃除することができます。
つまり、それは、内発性動機の負債を清算して、プラスマイナスゼロもしくは、私の本来的状態であるプラス状態を取り戻すことができるわけです。
そういうことをすると、あら不思議、今日は土曜日なのに朝からブログを書きたくなっちゃって、書いているわけですね。
応援してくださった皆さん、いつも読んでくださっている皆さん、ありがとうございます。
皆さんからいただく外発的動機もまた、大切なエネルギーです。
落ち込んだりもするけれど、私は元気です。(魔女の宅急便風にキメてみました笑)
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