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苦手を克服する方法

執筆者の写真: 北林陽児北林陽児

苦手なもの、苦手なこと、苦手な人・・・。


あなたも、何か苦手なことの1つや2つは持っているのではないでしょうか?


苦手の克服というのも、心理療法が役立つ分野です。


1回のセッションでオールクリアできるかどうかは人によって違いますが、1回受ければ1回分軽くなります。


最近の事例で言うと、カミナリ、早起き、異性、特定の食べ物などの問題を解決しました。


ちなみに、私の場合は、絵を描くのが絶望的に下手でして・・・。


まあ、絵が描けないくらいなら、人生に支障は軽微なのですが、メルマガ、ブログ、SNSをやっていると、描けたらいいのになぁと何度も思ってきました。


ところが、ふと数日前に、「絵が苦手」というのも私が生み出した幻想ではないか?という考えがわきました。


つまり、心の奥に「絵が苦手」という方向の思いが沢山溜まっていて、それが絵を描く行動を遠ざけていたり、稀に描いた絵が醜悪に見えるという幻想を引き起こしていということです。


私は自分の仕事を説明する時に、「現実という名の幻想から目を覚まさせること」と言ったりすることがあるので、「絵が苦手」というのも幻想で間違いないという確信しました。


ということで、早速、絵を描いてみたところ、やはり超絶下手くそで、自分の絵を見ると気分が悪くなってくるわけですね・・・。


でも、要するにその気分の悪さをなくしてしまえば良いことで、それは実に簡単なことです。


ということで、心理療法での解決に取組みました。


こういう問題を解決する時は、まず、「自分が描いた絵」を視覚的にイメージします。


そして、その視覚的イメージを観察しながら、自分の中でどんな気持ちが生まれてくるかを把握するのですが、それは前述の気分悪さを感じるわけです。


すると、「嫌だ」「苦手」「恥ずかしい」「情けない」などの気持ちが出てきて、それを一つ一つ言葉にして喋っていくわけですね。


すると、そのような気持ちが溶けるかのように消えてゆきます。


そしたら、次は、視覚的なイメージの方に再び注意を向けて、観察します。


すると、イメージに何か変化が生じていることに気づきます。(ここで、変化が起きていない場合には、前段での心の言語化に失敗しています。)


そして、今度は、その視覚的イメージそのものの声に耳を傾けると、そのイメージ自体が喋り出します。


「もっと描きたい」「できるはずだ」とかそういう感じでした。


そんな感じで、苦手な物があるならば、その物をイメージして、イメージに直面した状態で、心の中の声と、イメージの声に耳を傾けて、言語化していくわけです。


余り根深くない苦手意識であれば、このようなプロセスで解決できます。


もっと根深い場合には、トラウマケアをするとか、もっと様々なプロセスを組み合わせれば、一掃することができます。


今回は、私は3つくらいのプロセスを組み合わせて一掃しました。


結果、「絵が苦手で嫌」という幻想から目覚めて、「めっちゃ描きたい!」となりました。

ということで、一生懸命イラストの練習をしております。


もう少し練習したら、メルマガとブログに掲載するので、お楽しみに!


ちなみに、大変申し訳ないのですが、この文章を読んだだけでこのプロセスを実行できるかというと、ちょっと難しいかもしれません。


まず、意識がトランスすることが前提ですし、言語化のアルゴリズムが構築されている必要があります。

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