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書籍紹介と、自己一致による不思議現象

  • 執筆者の写真: 北林陽児
    北林陽児
  • 12 分前
  • 読了時間: 4分

前々回、書籍の紹介をしようとして、個人的な体験の話になってしまったことがありましたね。


今日は、ちゃんと書籍を紹介したいと思います。


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『78日間トランサーフィン実践マニュアル』


先日も書きましたが、『TUFTI』と同じ著者が書いている本で、願望実現とか現実創造の本ですね。


本質的な内容としては、同じカテゴリの類書と同じようなことが書かれているということで良いのではないかとは思うのですが、違う世界観で、違う言葉を使って説明されています。


例えば、多くの類書は「潜在意識」という言葉を使っているところを、本書では「バリアント空間」という言葉で話が進んでゆきます。


言葉こそ違うものの、実質的には同じ内容を意味していると受け止めて良いでしょう。





では、どうしてわざわざ、ここで紹介するかと言うと、いくつか非常に優れた点があったためです。


まず第1に優れている点は、「願いが叶うのは、魂と理性が一致した時である」としている点です。


「魂」と書くと怪しい上に分かりにくいのですが、文脈からは「心」とか「感情」と言い換えても良いような印象を受けました。


ここで「感情と理性の一致」と言い換えると、カウンセリング界隈を学んだ人ならば、ロジャースの「自己一致の理論」を思い出すのではないでしょうか。


ロジャースは、全ての心理問題の原因は、体の中で感じる実体ある「体験」と、頭の中で考えている「自己概念」との不一致だとしており、その2つを一致させれば心理問題は解決するとして、その方法としてカウンセリングという技法を開発しました。


「体験と自己概念」という言葉はちょっと分かりにくいので、私のマンガ『5つの魔法』では、「理想と現実」に言い換えて説明したりしています。


ともあれ、「理想と現実」なり、「体験と自己概念」が一致することを、「自己一致」と言って、ロジャースは自己一致すると心理問題は解決して、「十分に機能する人間」になるとしています。


このロジャースの自己一致の理論は、界隈ではとても有名かつ重要な議論なのですが、『78日間~』ではさらに一歩進めて、「自己一致すると願望が実現する」と述べているわけですね。


これは、私にとって大変に目から鱗なことでした。


そう言えば、数々の類書でも、「自分の心に従え」とか、「ワクワクに従え」とか、いうような形で表現されているのですが、これを言い換えれば「自己一致する」ということだったのか・・・と大変良く理解できました。





個人的には願望実現は関心のある分野で、様々な類書を読んでいるのですが、どの本も結局のところ胡散臭い謎理論になっていて、疑問や疑いが必ず残っていました。


しかし、この自己一致の理論に立脚すると強く説得力を感じるのです。


どうして感じるかといえば、自分自身の経験として、大きな自己一致が起きると、奇跡的なことや魔法的なことが起きるということを良く知っているからです。


私の心理療法は、自己一致の理論に従って問題解決しているのですが、深いレベルでの自己一致が起きると、その翌日当たりに謎の現象がよく起こります。


例えば、問題を抱えている相手から電話がかかってきて仲直りできたとか、悩んでいた仕事がサクッとうまく行ったとか、そういう感じのことが起きてきます。


あと、ちょっと面白いと思うのは、虹を見るという現象もたまにあって、つい先日も相談者の方から、セッション翌日にダブルレインボーの写真が送られてきました。


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これは、実際に頂いた写真なのですが、非常にキレイな半円系で、右端が薄っすらとダブルレインボーになっていて、かつ、月が重なっている非常にレアな写真だと思います。


私のセッションを受ければ、誰でも毎回こういうことが起きると言うつもりは、全くないのですが、こういう感じの報告がちょくちょくあるのもまた事実です。


ちなみに、私自身もダブルレインボーは人生の中で3回見たことがあって、1回は京都大学に入学してまさに理想と現実が一致したとき、もう2回は心理療法の翌日と翌々日に2日連続で見ました。


と言うことで、大きな自己一致が起きると、ちょっと不思議で、奇跡的、魔法的現象が起きるということは、もともと認識があったわけです。


まあ、そんなわけで、『78日間~』に書かれていた「『魂と理性(感情と理性)』が一致したときに願望が実現する」という話が、目から鱗だったわけですね。


まあ、そう言うことで、この書籍が優れている点は、類書とは違う世界観に基づいて書かれているので、少し違う表現、違う角度から理解を深めるという点だと思っています。


類書では、「心に従え」とか「ワクワクに従え」というような常套文句があって、どれも似たような世界観の似たような言葉で書かれているので、何冊読んでも理解がそれ以上は深まりません。


しかし『78日間~』は本質的には同じ内容のことを、別の世界観、別の言葉、別の角度で表現しているので、「本質的に同じ内容」を深く理解できるわけですね。


まあ、そもそも願望実現のようなスピリチュアルな魔法的世界に興味があるか?という問題はあるわけですが、そういう話だからこそ単眼的な思い込みではなく、複眼的な視点からの理解が必要だなと思うわけです。

 
 
 

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