腰痛の緩和:原因トラウマを特定する方法
- 北林陽児

- 9月13日
- 読了時間: 3分
前回の記事では、腰痛の痛みにはトラウマのフラッシュバックの要素があるので、トラウマケアが緩和に有効であるという話を書きました。
その際、少し誤解を与える書き方があったような気がするので、補足しようと思います。
前回は、私の小学6年生のときの出来事を紹介して、それが私の腰痛の始まりであり、トラウマとして現在の痛みの原因の1つだったと書きました。
そして、ネガティブな記憶を鮮明に覚えているなら、それはトラウマだと述べました。
この書き方では、「特に鮮明な記憶がないということは、私は関係ないかな」という誤解を与えたかなと反省しています。
腰痛に限らずあらゆる問題についてそうなのですが、過去のトラウマによって何か問題が発生している場合、トラウマが原因だと普通の人が気づくことは稀なことです。
ましてや「あの出来事が・・・腰痛の原因?」とまで、特定できることは、もっと稀と言ってよいでしょう。
ですからセッションにおいては、何らかの現在的な問題(例えば腰痛)について相談を受けたら、一緒にその原因となっている出来事の記憶を探っていくプロセスが必要です。
そして、その出来事を特定したあとに、ケアを始めるという流れになります。
この時、相談者の方は、「まさかあの出来事が原因だったの!」と驚く場合が多いです。
さて、では、その出来事の特定はどのように行うのでしょうか?
2つの方法を紹介しましょう。
まず、1つ目には、感覚や感情を良く味わいながら、連想していくというやり方です。
つまり、腰の痛みを良く味わいながら、その痛みをフックとして記憶を探っていく、連想していくわけですね。
そうすると、その痛みと関係した記憶を思い出すことができます。
これは例えば、街を歩いていたら懐かしい音楽が聞こえてきて、その音楽から記憶を探って、当時のことを色々思い出したというのと似ていますね。
2つ目の方法は、年齢をカウントダウンして時を遡ることによって、その問題が始まったのがいつなのかを探っていく方法です。
例えば、中学生3年の頃には既に腰痛があったな・・・。中学2年の頃には既にあったな・・・。中学1年の時は既にあったな・・・。小学6年生の時は既にあったな・・・。小学5年生の時は・・・あれ、無かった気がする。
という風に、時を遡っていっていつ頃始まったかを探っていくわけですね。
その結果、「小学6年生の頃」とまで特定できたら、それをフックにして、その頃どんなことが・・・と思い出していくわけですね。
もちろん、どちらの方法にしろ、普段使うことのない過去の記憶という物は、意識の深い部分にあるので、その領域にアクセスできることが前提となっています。
そのような意識の深い部分にアクセスできるような心理状態のことを、トランスと言ったりするわけですね。


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